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代表メッセージ

オフショア大學代表 幸地司 より受講者の皆さまへ

日本では昔から高度人材の不足が指摘されています。
特に学生の理工系離れが著しく、IT関係にもその影響が及んでいます。
ソフトウェア技術者の社会的な地位が高い中国やインド、ベトナムといった新興国とは対照的です。

その一方で、日本はソフトウェア開発への旺盛な需要で溢れています。
業界再編、企業の合併統合による基幹システムの統合プロジェクト。
走るソフトウェア部品といわれる 自動車とその関連製品。
一昔前のホストコンピュータを上回る処理能力を有した日本のお家芸“小型” 携帯端末。
このように、日本国内においてソフトウェア開発への需要はうなぎ登りですが、開発を担 うヒトが圧倒的に足りないのが現状です。

書籍『オフショア開発に失敗する方法』ソフト・リサーチ・センター
幸地司 著、ソフト・リサーチ・センター

このままだと、ソフトウェア業界全体が疲弊してしまい、体調を崩すソフトウェア技術者が続出してし まいます。
特に、脂の乗り切った、真面目で責任感の強い中堅リーダへの負荷は限界に達しています。
一部の大手優良企業を除いて、受託開発を専門とする日本のソフトウェア開発現場は、まさに崩壊寸前 といったところではないでしょうか。

そんな中、顧客から開発費削減の圧力を受けて、ソフトウェア業界では下流工程の海外委託が進みます。 開発者の意向によらず、日本社会はすでにオフショアリング全盛時代に突入しつつあります。

そして、ただでさえ疲弊しきった開発者に対して、会社はオフショア開発への取り組みを強要します。 そこには、話し合いや相談といった猶予などありません。

形式的には“パイロット発注”という形でオフショア開発が始まりますが、開発者には“お試し案件” への参画を拒否する権利はなく、「ちょうど未稼働だった」「学生時代に第二外国語として中国語を 勉強した」などの理由から誰も足を踏み入れたことのないオフショア開発プロジェクトに放り込まれ ます。

オフショア開発への取り組みは、企業にとって大きな変化を伴います。
ソフトウェア開発の海外委託について考え、その取り組みの重要性を理解すること、
そして行動に移す ことができる「人財」づくりは、未来に希望を与える、魅力ある企業づくり、業界発展へとつながります。

世の中の流れから、いまが変革を実行するまたとないタイミングではないでしょうか。
ぜひこの講座を通じて、オフショアリング全盛時代に対応した組織とマネジメント基盤を実現しましょう。

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