コスト削減と品質向上策に効くオフショア活用の勘所

最強オフショア組織を創るには?
アジア(ベトナム、インド、ミャンマー、フィリピン、中国など)のIT人材/ITベンダーを活用する機運が、改めて高まってきています。大型開発案件の増加やネットビジネスの拡大に伴い、システム開発を取りまとめるPM(プロマネ)や開発・運用を担当するSEが不足しているためです。

国内の人材コストも高騰しており、開発・運用コストの上昇につながっています。そこで改めて、アジアIT人材/ITベンダーの活用に注目が集まっています。開発案件をベトナムやインド、ミャンマー、中国などのITベンダーに委託するといったオフショア開発だけでなく、ITベンダー経由でアジアIT人材を受け入れて運用・保守業務を任せる(そこで浮いた日本人を開発案件にまわす)、アジア法人のプロジェクトを任せるためにアジアIT人材を採用する、といったケースもあります。

とはいえ、「仕様の伝達ミスが多く手戻りが減らない」「意思疎通が上手くいかない」「期待通りの業務品質を得られない」といったオフショア特有の課題はあります。そこで本講座では、アジア・オフショアの主要5カ国を対象に、各国の商慣習やIT人材の実情、人材マネジメントや外注管理の実践テクニック、プロジェクト管理や品質管理の勘所を解説します。是非、ご参加ください。

本講座の特徴
・オフショア主要5カ国(越・印、緬、比、中)の最新事情や活用事例を解説
・オフショア未経験者でも理解できるよう初歩から解説
・ミニケースを使った開発・運用生産性や品質の向上、プロジェクト管理の実践テクニックが満載

本講座の対象者
・事業を推進する部長候補 / 課長 / リーダー層の実務を想定
・オフショア推進部門の課長およびPMO、またはその候補者
・技術者でありながらオフショア推進ガイドライン作成や人材育成を任された者
・海外オフショア委託先への出張者、駐在員、またはその候補者

オフショア大學セミナー


クイズ:根本原因分析を初体験する外国人技術者の緊張を和らげる
 
以下は、オフショア大學受講生からの相談です。この相談を読んで、後の設問に答えなさい。

日本人が中国に短期出張し、現地のオフショア発注先で品質改善に取り組むことになりました。現地では、日本人出張者と現地の中堅リーダーが一堂に会して、先の失敗プロジェクトを反省しています。 今回の重要テーマは、客先で重大事故を招いてしまった事案の根本原因分析です。 中国に限らず若手中心のオフショア委託先では、「根本原因分析」の必要性を理解できない技術者は少なくありません。総論賛成各論反対といったところではないでしょうか。 根本原因分析の当事者となる若手技術者は、緊張のあまり、どうしても保身的になりがちです。そのため、最終的には、一問一答方式の形式的なヒアリングでお茶を濁すことが多いのではないでしょうか。

どうすれば、根本原因分析を初体験する外国人技術者の緊張を和らげることができますか? 
また、国や地域毎の特徴も教えてください。

クイズの答えはこのセミナーで紹介します。
技術者の視点から、オフショアPMOの視点から、さらに上位マネジメントの視点から状況を分析して回答を導きましょう。

 

開催概要

オフショア開発実践セミナー ― 研修概要

 日時:2016年3月28日(月) 10:00-17:00
 場所:オフショア大學 新横浜セミナールーム
      横浜市港北区新横浜3-18-5 I's builing 6階
 主催:オフショア大學(運営 アイコーチ株式会社)

 参加費
 ・一般参加  (¥54,000/名)
 ・オフショア開発実践セミナー受講者からの社内紹介 (¥48,600/名)
 ・日経BP主催のオフショア講座受講者からの社内紹介 (¥48,600/名)

 ※消費税込・資料代込、受講料は受講開始前日までにお振り込み。
 ※経理都合による受講後のお振り込みにも対応します。お申し込みフォームでご指定ください。

講師プロフィール

 

オフショア大學 代表 幸地司

2003年、業界に先駆けオフショア開発に特化した研修コンサルティング会社=アイコーチ株式会社を設立。その後、オフショア大學”のブランド名で日本国内だけではなく中国・ベトナム・フィリピンの現場に入り込み活躍。実践的でわかりやすい事例研究が高い評価を得る。沖縄生まれ。九州大学大学院修了。

主な著書
 ・オフショア開発に失敗する方法(ソフト・リサーチ・センター)
 ・オフショアプロジェクトマネジメント【SE編】【PM編】(技術評論社)、など。

オフショア大學教科書 オフショア大學教科書 オフショア大學教科書 書籍『SEの「品質」力』技術評論社

プログラム

10:00-12:00

アジア・オフショア最新事情

  ・オフショアリング最新動向分析
  ・オフショア開発の本質的な課題

中国に限定せず、アジア・オフショアの主要5カ国(ベトナム、インド、ミャンマー、フィリピン、中国)の最新事情を幅広く解説。現地のIT人材/ベンダーとつきあっていく上で、最低限知っておくべき商慣習や文化・風習を紹介します。それを理解した後、プロジェクト事例を元に、アジア・オフショアで成功するパターンと失敗するパターン、その根底にある日本のIT人材/ITベンダーの課題を解説します。

オフショア推進時に陥りやすい問題を知る

  ・オフショア開発の進め方の基本
  ・よくある失敗事例とその対策

アジア・オフショアを推進する上で、よく陥りがちな失敗パターンを紹介します。多くの企業が直面するのが、現地のIT人材に対して「要件が正しく伝わらない」、要件を伝えたとしても「言うことを聞かない(思い通りに行動しない)」、そして「本当の理由を言わない(言い訳ばかりする)」という三大“ない”問題です。この背景には、国ごとに異なる理由があります。代表的なミニケースを通して、オフショア推進時に陥りやすい問題点と回避策を解説します。

13:00-15:00

外国人に伝わりやすいグローバル日本語ライティング

  ・自動翻訳しやすく外国人に伝わりやすい日本語とは
  ・情報を過不足なく伝える短い文章術
  ・第三者でも簡単に全体概要を把握できる文書作成技法
  ・オフショア開発の場面別、文章力を鍛える演習

ITエンジニアに向けて、自動翻訳しやすく外国人に伝わりやすい日本語文章を書くための実践的技法を紹介します。さらに、行間が読めず、本音で会話しづらい外国人SEと心を通わせ、叱咤激励など微妙なニュアンスを醸し出せるようなビジネス文章術を分かりやすく解説します。たとえ、間接的な表現で書かれた文章であっても、当然ながら全て「自動翻訳されやすい」「外国人に伝わりやすい」ことが大前提です。

15:00-17:00

プロジェクト管理/品質管理の勘所と、推進組織の作り方

  ・異文化コミュニケーションの枠組み
  ・作業遅延や品質劣化が発生する状況を「見える化」する演習
  ・国別の異文化理解 中国/ベトナム/インド/ミャンマー/フィリピン/その他
  

アジアでのオフショアを推進したり、アジアIT人材を日本で活用したりする際の、プロジェクト管理や品質管理の勘所を解説します。注意したいことは、日本型のマネジメントをそのまま適用することはできないことです。一歩間違えれば、現場の反感をかうだけなく、改善に向けた取り組みさえも進まなくなります。  相手国の気質を理解した上で、動機付けを与えたり、面子(メンツ)を維持させたり、あえて言い訳できるような導線を用意しておくことで、プロジェクトは円滑に回り始めます。こうした勘所をミニケースを交えながら解説します。  後半では、こうしたノウハウを全社展開するために必要な、オフショア推進組織やアジアIT人材の活用を推進する組織や体制についても解説します。

※プログラム内容・講師は予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【参考情報】オフショア大學とは

日本で初めてオフショア開発に特化した教育研修サービスの専門機関です。ブリッジSE育成や海外IT人材のオンサイト活用などに関わる長年の経験・ノウハウを活かし、多彩な教育研修サービスを提供しています。

公式メルマガ過去記事

コミュニケーションの取り方(文章の書き方、曖昧さをなくす)を工夫して業務を行いたいと感じました。文化を理解して接するようにしたいと思いました。

日本人男性
大手金融会社 情報システム部門

言葉の壁や文化の違いは明日からでもオフショアとのコミュニケーション改善に活かせると思います。我々が組み込みソフト開発である程度成功できているのは、短期プロジェクトではなく、長期のルーチン業務に近いやり方をしていることが原因としてあるのかな、という気付きがありました。うまく行っていないPJへも横展開できそうです。

日本人男性
精密機器メーカ 製品開発部門

日本人は曖昧、面子を立てる、顧客満足=上司満足、酒の席の杯の合わせ方などの文化知識が役立ちました。来月下旬には中国訪問します。その際に酒の席もあると思うので、杯の合わせ方には注意したいと思います。中国人は嘘をつく、面子を立てる、という点については、日々の業務で感じているところです。相手が裏にどういった意味を含んでいるのかを意識して打ち合わせなどを進める必要があると感じました。

日本人女性
大手システムインテグレータ 請負部門

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受講内容 オフショア開発実践セミナー
  日時:2016年3月28日(月) 10:00-17:00
受講料(消費税・資料代込)
あなたの外国語能力 参考までにあなたの外国語能力の目安となる情報をご入力ください。資料準備に役立てます。(例:TOEIC点数 535、15年前からベトナム語を勉強、HSK3級、など)
当セミナーで扱って欲しいオフショア発注国や地域(複数選択可) 中国 ベトナム インド ミャンマー フィリピン
国内ニアショア地域 その他
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 ・受講日直前に、受講概要が記載された受講票をメールいたします。当日は、受講票を印刷して会場にお越しください。
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 ・会場までの交通費や宿泊費は、受講される方の負担となります。
 ・講師の急病、天災その他の不可抗力、又はその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。
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