このセミナーの特徴
features
1 | オフショア開発に必要なスキルや知識ノウハウを体系的に習得 |
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2 | 国内随一の事例教材を用いて請負開発だけではなく保守やラボ契約の成功要因を分析 |
3 | 最新の中国プラスワン戦略(China plus one strategy)の話題にも言及 |
4 | プロジェクト現場で活躍するプレイングマネージャーやブリッジPMにぴったりな講座内容 |
5 | 外国人ブリッジSEに頼らずプロジェクトを監視コントロールするポイントが分かる |
セミナー主旨
introduction
日本人SEが30万人も不足、オフショア開発はコスト削減から人材確保へ
ここ数年間、単なるコスト削減を目的とするオフショア開発の枠組みを超えて、アジア(ベトナム、インド、ミャンマー、フィリピン、中国など)の豊富なIT人材を幅広く活用しようとする機運が、改めて高まってきています。
実際、「2020年末までに日本のIT人材は質的に30万人以上の不足に陥る」と警鐘を鳴らす調査機関があります。2020年には、オフショア開発に取り組む日本企業の約半数は「コスト削減よりも人材確保を主目的」とするようになるだろう、と当該調査は予測しています(出所:ガートナージャパン、2017年1月24日)。
ベトナムでは、現在30万人ほどのIT技術者を倍増させる計画が政府主導のもとで着々と進められています。現地最大手のFPTソフト社は、2018年までに日本向けブリッジSEを 1万人にまで増やすと公言しています。
一方、中国に目を向けてみると、人件費高騰や政治リスクから「もはや中国オフショア開発を推進する意味がないのでは?」との声も伝え漏れてきます。とはいえ、要件定義から開発・運用に至るライフサイクル全体の効率化に着目すれば、やはり中国勢のノウハウは侮れません。
そこで本講座では、中国とベトナムを中心に、アジア五カ国(その他、インド、ミャンマー、フィリピン)のIT人材の実情、人材マネジメントや外注管理の実践テクニック、品質管理や中長期の持続的改善に関する勘所を解説します。従来の社内OJTやネット情報だけでは学べない実務的な視点で構成されている本講座の受講をおすすめいたします。 是非、お早めにお申し込みください。
セミナー概要
seminar information
日時 | 2017年12月22日(金)10:00-17:00 |
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場所 | 東京駅八重洲北口から徒歩5分(三越前駅B3出口から徒歩1分) 〒103-0028 東京都中央区八重洲1-1-8 コンタツビル ※申込者には地図を送付します ※都内の別の会場に変更の場合有 その場合お申込の方にご連絡させていただきます。 |
主催 | オフショア大學(運営 アイコーチ株式会社) |
参加費 | ・一般参加 (¥54,000/名) ・オフショア大學セミナー受講者からの社内紹介 (¥43,200/名) ※消費税込・資料代込 ※受講料は受講開始前日までにお振り込みください。 ※経理都合による受講後のお振り込みにも対応します。別途ご相談ください。 |
プログラム
program
オフショア開発の最新動向
アジア・オフショアの主要5カ国(ベトナム、インド、ミャンマー、フィリピン、中国)の最新事情を解説します。ここ数年で「オフショア」の位置づけや目的、注意点が変わってきました。アジアIT人材のスキル向上と単価向上、貨幣価値の変化による影響、アジアITベンダーの発注状況、アジアIT人材の国内受け入れ状況、などについて解説します。
- 日本のオフショアリング市場環境
- 品質および生産性の実態
- オフショア開発の本質的な課題
グローバル分散環境で役立つ文書作成と作業指示の技法
互いに顔が見えにくい分散環境という厳しい条件を踏まえた上で、外国人技術者に伝わる文書作成の技法、仕様や標準プロセスの伝達の技法を学習します。
- 外国人プログラマ向け設計書の留意点
- 文書全体の構成技法
- 電話会議とTV会議の留意点
- 対面による作業指示の留意点
オフショア品質管理の取り組み
オフショア開発最大の懸念事項である品質課題を解決する手法を学習します。起こりやすい品質問題の分類と発生原因の追究、効果的な対策を、事例を用いて解説します。本項目の学習によって、オフショア開発における手戻りを減らし、オフショア側チームを強力な部隊として活用するようになることを狙います。
- 「管理=コントロール」の弊害
- 予実績乖離分析の欠落
- 根本原因分析=面子が潰れる
エンジニアのための異文化コミュニケーションとトラブルへの対策
アジア・オフショアの主要5カ国(ベトナム、インド、ミャンマー、フィリピン、中国)の最新事情を解説します。ここ数年で「オフショア」の位置づけや目的、注意点が変わってきました。アジアIT人材のスキル向上と単価向上、貨幣価値の変化による影響、アジアITベンダーの発注状況、アジアIT人材の国内受け入れ状況、などについて解説します。
- 日本のオフショアリング市場環境
- 品質および生産性の実態
- オフショア開発の本質的な課題
海外オフショア委託先における持続的改善の実践
相手国の気質を理解した上で、動機付けを与えたり、面子(メンツ)を維持させたり、あえて言い訳できるような導線を用意しておくことで、プロジェクトを円滑に回す成功要因を分析します。次いで、こうしたノウハウを全社展開するために必要な、オフショア推進組織やアジアIT人材の活用を推進する組織や体制についても解説します。
- 改善導入および改善指導の留意点
- 外国人SE向け教育カリキュラムの組み立て
- 日本人による現場指導の初期留意点
- 日本人指導の失敗パターン
プログラム内容の変更
当日のプログラム内容は、上記記載された内容と若干異なる可能性があります。なぜなら、常に最新の情報や知見が盛り込まれるよう、担当講師が当日ぎりぎりまで創意工夫を続けているからです。どうぞご了承ください。
キャンセルポリシー
オフショア大學の各種イベントでは、講座当日でもキャンセルを100%受け付けます。代金を支払い済みであっても、振込手数料を除いた代金全額を返済します。理由は一切問いません。
講師紹介
lecturer
幸地 司 KOCHI Tsukasa
沖縄県宜野湾市出身。九州大学大学院修了後、1996年に株式会社リコー入社、画像認識技術の研究開発に従事。
2003年、業界に先駆けオフショア開発に特化した研修コンサルティング会社を設立。その後、“オフショア大學”のブランド名で日本国内だけではなく中国・ベトナム・フィリピンの現場に入り込み活躍する。
実践的でわかりやすい事例研究が高い評価を得る。2010-2014年には中国・南京に常駐して、日系企業で働く中国人リーダー層の指導にあたる。
豪州BOND University MBA取得。芝浦工業大学などで学生向けのグローバル人材育成講座も担当する。
主な著書
『オフショア開発に失敗する方法』(ソフト・リサーチ・センター)、『オフショアプロジェクトマネジメント【SE編】【PM編】』(技術評論社)など。
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