2015/7/28 - 2015/7/29 |
オフショア最新事情と成功要因分析
オフショア開発が抱える本質的な課題から出発して、オフショア事業の成功要因を4つ導き出し、これらを成功の方程式として表現します。第一の成功要因は一定規模の継続発注、第二の成功要因は標準化、第三の成功要因はトップダウンアプローチ、そして、第四の成功要因は国際化対応です。さらに、各成功要因を生み出す4つの牽引力をそれぞれ「推進力」「計測とコントロール」「グローバルソーシング戦略構築力」「人材育成」と定義します。本講座では、4つの牽引力を生み出 すために必要な知識やスキルを、二日間を通して詳しく解説します。
・オフショアリング最新動向分析
・品質および生産性の実態
・オフショア開発の本質的な課題
・オフショア事業成功の方程式
・オフショア事業成功の牽引力
組織のグローバル標準化と持続的改善
オフショア開発プロジェクトを組織横断的な立場から支援するPMO/グローバル推進スタッフの立場から、標準化と持続的改善を扱います。オフショア開発成功の牽引力「計測とコントロール」を生み出すために必要な知識やスキルに相当します。はじめに、オフショア委託先へのノウハウ移転やガイドライン運用など、日本企業の強みを海外オフショア拠点に移植する試みを説明します。後半は、日本式でもなく外国式でもない第三の新しい組織文化を醸成するための各種取り組みを列挙します。最後に、プロジェクトの定量評価と定性評価を例示します。
・ノウハウ移転
・ガイドライン
・企業文化の醸成
・プロジェクト評価
・保守運用の海外委託に関する課題
・アジャイル開発の海外委託に関する課題
グローバルソーシング戦略
経営的な視点から、グローバルソーシング推進の意思決定に役立つ検討事項を俯瞰的に眺めます。オフショア開発成功の牽引力「グローバルソーシング戦略構築力」を生み出すために必要な知識やスキルに相当します。まず、グローバルソーシング戦略が機能するための条件を整理して、日本が誇るものづくりを育んだ社会風土と国際水平分業を実現するアウトソーシング戦略の不適合を理解します。次いで、コスト削減のオフショア開発から企業変革のアウトソー シングに転換するための意思決定の課題を認識します。
・中国プラスワン戦略の本質と課題
・アウトソーシング概論
・意思決定(1)ー オフショア発注
・意思決定(2)ー オフショアPMO設置
出張者支援と駐在員問題
異文化コミュニケーションの知識技法を踏まえながら、出張者支援と駐在員問題について考察します。
・日本人の海外出張支援
・外国人の日本出張支援
・ブリッジSE配置
・駐在員配置
グローバル人材育成カリキュラムの設計、教育実施および評価
最後に第5部「企業内人材育成」では、人材育成に責任を持つ経営者、人事、オフ ショアPMO、そしてプロジェクトマネージャの立場から、グローバルソーシング時 代に活躍するオフショア開発プロフェッショナル人材を育成するためのキャリア開 発、動機づけ施策、異文化適応研修プログラムの企画実施を含む一連の企業内人材育 成の取り組みを論じます。オフショア開発成功の牽引力「人材育成」を生み出すため に必要な知識やスキルに相当します。はじめに、人材マネジメントの変革を予見する 理由を考察して、組織に応じた最適な報酬を組み合わせる枠組みを検討します。後半 は、オフショア従事者のキャリア開発と効果的な異文化適応研修プログラムの企画と 実施の留意点に開設します。
・人材マネジメント概論
・目標設定と評価アセスメント
・オフショア利害関係者の動機づけ
・グローバルソーシング組織のキャリア開発
・異文化適応研修の企画と実施
・海外オフショア子会社/ラボ契約における人材育成
※オフショア開発で役立つ小話(出典:オフショア大學メルマガ)
・中国人は金融系オフショア開発がお嫌い?
・中国企業のリーダー配置
オフショア開発推進に役立つアジア地域分析
中国に限定せず、アジア・オフショアの主要5カ国(ベトナム、インド、ミャンマー、フィリピン、中国)の国民文化ならびに言語特徴について幅広く解説。現地のIT人材/ベンダーとつきあっていく上で、最低限知っておくべき商慣習や文化・風習を紹介。それを理解した後、プロジェクト事例を元に、アジア・オフショアで成功するパターンと失敗するパターンを解説します。
・中国
・ベトナム
・インド
・ミャンマー
・フィリピン
・国内ニアショア地域
|
プログラム内容の変更
当日のプログラム内容は、上記記載された内容と若干異なる可能性があります。なぜなら、常に最新の情報や知見が盛り込まれるよう、担当講師が当日ぎりぎりまで創意工夫を続けているからです。どうぞご了承ください。
キャンセルポリシー
オフショア大學の各種イベントでは、講座当日でもキャンセルを100%受け付けます。代金を支払い済みであっても、振込手数料を除いた代金全額を返済します。理由は一切問いません。
Copyright © Offshoring Academy All rights reserved.